皆様こんにちは('∀`)今回でロールオーバーマガジンvol.12になります☆
さて、今回のゲストは都内でVJとして活躍をされているKai Gotoさんに取材をしてきました!!(以下:カイ)
※このマガジンは基本現場に行き動画撮影したのを載せるのですが、緊急事態宣言で直近のイベントが全て延期や中止になってしまったので、動画はカイさんの過去のモノになります※
・・・バンドやDJ、色々なパフォーマー様にインタビューしてきましたが、VJとしての役割や目線でのお話はかなり面白く勉強もさせてもらいました!
なかなかVJとしての目線でのお話が聞けるのは貴重ではないでしょうか?!
今回はどのようなお話が聞けるのでしょうか?! それではvol.12 いってみようーーー!!!
活動歴
--本日はお忙しいところありがとうございます。改めてよろしくお願い致します!
カイ:こちらこそよろしくお願いします!
--まず、始めにVJとしての活動歴を教えて頂きたいんですが、いつ頃から活動を始められたんでしょうか?
カイ:2012年頃からですね。
--その頃からVJ一本で?
カイ:いえ、もともと美術作家をやっていたんです。絵を描いたり、サウンド・インスタレーションを…
--へぇー、凄い!そこからなぜVJもやっていこうということになったんでしょうか?
カイ:もともと、何か趣味として音楽に関わりたかったんです。本当は最初DJがやりたかったんですよ。
でも、ヴィジュアルから入ったほうが自分にはとっつきやすいのかなぁと思って。
いまだにDJブースに入ると頭が真っ白になるんですけど…やってみたいけど抵抗はあるみたいな(笑) それでVJやってみようかなぁって思って。
音が鳴ってる場所に関われるかなぁと。
--なるほどですね。という事はスタートはやはり渋谷界隈からVJを始めたのでしょうか??
カイ:えーと、原点は三軒茶屋にあるSpace Orbitというbarで、“ORBIT JAZZ”ていう、Jazzをメインにしたクロスオーバーなパーティーにレギュラーで出ていて。
--えー、JazzとVJて面白そう!個人的にはJazzが凄く好きなので凄い楽しそう! でも、スタートがJazzってかなり意外ですね?!
カイ:そうですね。スタートがJazzって、珍しいかもしれませんね(笑)
(残念な事にそのパーティは終了したそうです)
--じゃあ今はテクノやハウス等、クラブでのパーティが大半って感じなのかな?
カイ:そうですね。その辺りのジャンルのパーティに呼んでいただくことが多くなってきましたね。
--VJっていうと、クラブでの演者やDJのサポートのイメージがあって。そうなるとやはり渋谷界隈でのプレイがメイン?
カイ:そうですね。やはり渋谷が多いですね。でも、クラブVJメインでプレイする様になったのはここ2,3年くらいなんですよ。
--え?そうなんだ!何かキッカケがあったんですね。あと、渋谷はクラブがめちゃくちゃ多いですからねぇ!
ありがとうございます!
音楽ルーツ
--次に音楽ルーツについて伺いたいんですけど、何か自身の中で原点とかありますか?
カイ:ルーツですか。難しいな(笑)まず、父親が音楽家で現代音楽をやっていて、母親も音楽が好きで小さい頃はずっと家でレコードが鳴ってる様な環境でしたね。
--えー、超羨ましい!じゃあ小さい頃から音に触れてきたんだね!
カイ:そうですね!そういう意味では恵まれた環境にいましたね!クラシックやレゲエなどが流れていたと思います。
--いいなあ~、俺なんか中学からレコード買ってたけど父親が凄い否定する人だったから羨ましいよ(笑)
カイ:そうなんですね(笑)あと中学ではラジオをよく聴きましたね。高校では部活で放送部に入りました!
--んん?放送部とは?(笑)
カイ:部活で放送部っていうのがあって、お昼休みにラジオDJみたいに好きな曲が流せるんですよ。
--そんなのあるんだ!なるほどー。色んな音に自然と触れてきたんですね!
本当に羨ましいです!
演奏やパフォーマンス
--はい!では次の質問なんだけど、演奏やパフォーマンスで何か意識してる事や心掛けてる事はありますか?
カイ:演奏というか、演出ですね。そうですね、やっぱり音をしっかり聴く事ですね。
--あぁ、それはフロアの?
カイ:そうですね。音をしっかり聴かないと、曲や雰囲気にあった演出が出来ないので。とにかくフロアの音をしっかり聴く事がまず大切だし、意識してますね。
--なるほど。曲やDJの雰囲気に合わせて演出を変えたりするんですか??
カイ:もちろんです。現場毎に準備はしていきますけど、その場の即興で当初仕込んできたものから全く違った演出のアイディアを引き出してきたり。実際の現場の雰囲気によって変わってきますね。
でも、とにかく音を聴く事がいちばん大事です。
私は人力でやってるんですけど、ビートマッチさせたりもしますよ。
--えええ!凄い!!僕はVJの世界の事は分からないけど、でも結局は"音"なんですね!いやー、改めてお話聴くと凄く勉強なります!!
現在の音楽シーンで思う事
--今の音楽シーンで何か思う事はありますか?メジャーシーン、インディーズシーン、アンダーグラウンドシーン問わずに。
カイ:そうですね…ちょっと難しい質問ですね(笑)
--例えば現場に居て感じる事でも大丈夫ですよ!
カイ:そうですね、ここ最近はテクノの現場が多いのですけど、若手が頑張ってますね!若い子たちの感性を面白く見てます。
--ああー!それって凄い、いい事だよね!素晴らしい!
カイ:そうですね!色んな現場で本当に若いDJさん達が活躍していますよ。
--若い子が頑張ってくれるとシーンとしても盛り上がるからね!
今後の活動展開~目標
--では、今後の目標であったり活動展開でなにか考えてる事はありますか?
カイ:そうですね、新しいソフトウェアを使ったり…自分の表現の幅をもっと広げていけたらいいと考えています。
--VJだとPCが必須になってくるから、常にアップデートしていかなきゃダメなんだ?
カイ:そこは人それぞれですが、VJをしていて、煮詰まってしまいそうなときもあるから…それを突破したいなと思うんです。
--なるほど…いや、素晴らしい向上心だと思います。今後のステップアップに向けて挑みたいと!
カイ:ステップアップに挑みたいし、しっかりまとまった時間を作りたいんですよね。
現場に行ってVJするのがアウトプットだとすれば、もっと籠って集中して勉強する時間を作りたいなと考えてます。
現場に遊びに行くのもそうですし。他のVJさんのプレイを観るのも勉強ですね。本を読んだり、美術館などに足を運んでアートに触れるのも。
--素晴らしいですね。ちゃんとアウトとインを切り替えて現場に出るって凄いですよ。
カイ:それがちゃんと出来てるかは分からないですけど(笑) もっと、インプットの時間をしっかり作るのが今後の目標ですね!
個人質問
--このマガジンのvol.6でも1度取材した、Red Wing a.k.a Tsubasa
と、二人で "上-JOUGE-下"ってユニットを組まれたと思うんですが、今後はVJだけでなくフロアに立つ側にもなっていきたいと?
カイ:はい!引き続きVJもやるし、"上-JOUGE-下"として、ライブもやっていきたいし、できればリリースもしていきたいなぁと思ってます!
--へぇー、凄い楽しみですね!ちなみにRed Wingさんとユニットを組む経緯とかなにかあったんですか?
カイ:えーと、それは出会いから?の話しですか?(笑)
--いや、そうではなくて(笑) だってVJとフロアに立って音を出す側では当然使う機材も違うし、あれ?VJだったよね?みたいな(笑)
カイ:確かにそうですよね(笑)いきなり何事かと思いますよね(笑)
もともとは私、リスナーだった訳なんですけど、自分も音楽をやってみたいなとはずっと思ってたんですよ。 それで、Red Wingさんと出会って意気投合しまして、じゃあ一緒にやってみようかなぁって!
一人でいきなりフロアに立つのは難しいので、教えてもらいながらやってますね!
--じゃあ、将来的にはRed Wingさんとだけじゃなく一人でライブしていきたいと?
カイ:今の自分のスキルだと全然、無理ですけど、いつかはソロでも…とは思ってます!あとは自分で作った曲をリリース出来たらいいなと思いますね!
--おおー凄いなあ!是非、実現したいですね!
カイ:でも、DJだけは出来ないの…それは本当に出来ない(笑)
--あー…DJやる時はまず音源いるしね…
カイ:digったり流れを読んだり…いや、なんと言ってもDJブースに立つ度胸が(笑) DJさんって本当に凄いなって思います。
でも、何故かこの前Red Wingさんとライブをやった時はフロアに立てたんですよ(笑)
--いい事じゃんー!いつか一人でフロアに一人で出てプレイ出来ればいいねぇ!
最後に一言や告知など
--では最後の質問になりますね!何かお知らせや告知、一言など何かありますか?
5月30日に
Sankeys PENTHOUSEこれは
"上-JOUGE-下"としてライブ出ます!
--おおー、"上-JOUGE-下"としては2回目ですね!行動はやい!
カイ:ありがとうございます(笑)
他にもVJとしての予定がいくつかあったんですが、このご時世の影響もあって延期、もしくは中止になったんです…。
--そっか…それは残念だね…。でも、あまり無理しないで頑張ってくださいね!本日はお忙しいところインタビューに対応して頂きありがとうございました!
とても面白いお話が聞けて良かったです!ありがとうございました!!
カイ:こちらこそありがとうございました!
今後ともよろしくお願い致します!!
さてロールオーバーマガジン vol.12はいかがだったでしょうか?
DJやバンドは多いですが、VJとしてのお話はなかなか聞く事が少なく、かなり貴重な取材になったと思います!
僕、自身は楽器も機材も出来ませんが、こうして色々な演者様に取材をして話を聞いて記事を書く事で色んな"音" の裏側を知る事が出来てとても幸せです!
今回、取材に応じてくれたKai Gotoさん
改めてありがとうございました!お時間頂きとても感謝です!
さて、次回のvol.13は誰がゲストになるんでしょうか?!
相変わらず不定期更新なこのマガジンですが次回もお楽しみにしてくださいませ~(笑)
Let's Rock. Fuck Boredom!
Comments