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ROLL OVER Magazine vol.16【あくまはさけばない】



ロールオーバーマガジンvol.16は

ヒップホップをベースに、ソウルやパンクが織り混ざったごきげんなサウンドを生み出す3

人組【あくまはさけばない】のインタビューです!


福井県を中心に活躍している彼らに、音楽ルーツや福井のシーンについてお話を伺いました!



メンバー

なおゆき a.k.a. YOGA-FLAME …DRUM B-BOY よしひこ a.k.a. EDDIE MURPHY…BASS-MC ひとし a.k.a. HiTOSHiMiLE…GUITAR-MC



インタビュアー

レイジ&ミハル(ROLLOVER)




【音楽ルーツについて】


レ:まず、皆さんの音楽ルーツを教えていただけますでしょうか?



ひ:初めて買ったCDはB'zです



レ:B'zですか!!!おお!そのB'zからどう流れていったんですか?



ひ:そのB'zから…そうですね、初めから話しますね笑 友達にB'z買えって言われて、ハマったんですね。それもなんで買えって言われたかっていうと…自分が高校に入学した時にCDラジカセを買ってもらったんですね。で、CDなんか買ったことないから『何買えばいい?』って友達に聞いたら『お前B'z聴けや』って言われて笑 訳も分からずB'z買って笑



レ:B'z聞けやって笑笑笑



ひ:はい笑 B'zのリスキーってやつで、それにEasy come Easy goneって曲があって、めっちゃカッケェ…!ってなって、それから結構CDを買うようになりました。それで昔、雲仙普賢岳が爆発したことがあって、夜のヒットスタジオの特別番組が急遽あったんですね。それにB'zが出るよってことになって。マジか!初めて観るB'zだ!!!!と思って、ビデオ撮って。そしたらその番組にブルーハーツが出てて、人にやさしくを演ってて。



レ:ほーーーー!!!!



ひ:それまでは着飾ったアーティストが出てたけど、ジャージ姿で坊主頭の奴が演ってて。

これはなんじゃ!って、何回もビデオ観直してハマって。そこからパンクへいったんです。



レ:なるほどー!そうやってパンクにいったんですねー!けど今はヒップホップ色が強いじゃないですか、バンドでは



ひ:強いですか!?笑笑 もう何が何だか笑



ミ:ヒップホップだと思ってました笑



レ:今日はソウル色も有りましたよね



ひ:ソウルも好きですね。ヒップホップっぽいことをしようってやってたんですけど、◯◯っぽいっていうよりか、何か思い切ったことをしようって。どんどんなんか…ウケることをしようってなって笑



一同爆笑



レ:ライブ、めちゃくちゃカッコよかったですよ!


ひ:僕ら、自分達がやってることがカッコいいって思えなくて



レ:えーーーー!!!?



ひ:なんか良いなぁ、面白いなぁ…っていう感じでやってて。これ皆んなカッコいいって言ってくれるの!?って



よ:カッコいいって言われると違和感あるよね笑



ひ:引き気味で笑ってくれたら丁度いいかなって笑



レ:なるほど笑 根はパンクって事ですね!



ひ:どパンクですね。が付きますね



よ:僕もパンク小僧で、ユニコーンが好きで



レ:なるほど!ユニコーン!



gにいって、そこからアメリGreen Dayにいって、アメリカのハードロックにいって、メロコアにいって。エモにいって



ひ:ヒップホップいつ聴いた?



よ:ヒップホップはたぶん30歳ぐらい。あくまはさけばないをやり始めた時



ひ:えっ!そうなんや!



レ:ひとしさん今それを知ったんですか!?笑



ひ:今知りました笑 俺はヒップホップは19歳くらいです。高校卒業して、名古屋に就職して。そこの先輩に『お前パンク好きなんだって?』って聞かれて『はい!好きです!』って言ったら『たわけーーーッッ!!!!今からはヒップホップじゃ!!これ聴け!』ってアイスキューブ渡されて笑



一同爆笑


ひ : カッコよかったです!って言ったら次は『Beastie Boys聴けよ!』って言われて。



レ:なるほどー!!!そこからなんですねー!!!





【活動休止期間の話】


レ:一度活動休止されてたじゃないですか。その後再開するまでの間は何をされてたんですか?」



よ:俺はvividbranchの活動してて」

※vividbranchよしひこさんがGt/Voを務めるオルタナティブロックバンド




ひ:俺は、ドラムと一緒に2人で山下達郎のコピバンやってました



レ:山下達郎大好きですもんね?



ひ:そうなんです。あとはブルーノマーズのコピバンとかやって



レ:そうだったんですねー!コロナもありましたし、その影響で変化したことってありますか?



ひ:更に、メンバー仲良くなりました笑



よ:元々仲良かったんですけどね



ひ:お互いを思いやるようになったというか笑



レ:コロナ禍で優しい気持ちが増したんですね笑



ひ:階段大丈夫??とか言って笑






【印象的なバンド】


レ:御三方は各々活動歴が長いと思うんですよ、バンド歴というか



ひ:そうですね、元々知り合いで。昔からのツレがバンド始めたって感じで。



レ:今まで長くバンド活動してきて、音楽シーンで変化していったなぁって思うことありますか?印象的なバンドとか影響を受けたバンドとか



この3人で、2013年にフジロックに行ったんです。自分は初めてのフジロックだったんですけど、前夜祭含め4日間全部行ったんです。それがすごい衝撃で。なんて幸せな空間なんだ…!って

ビョークとか出てて。そのヘッドライナーを観た時よりも、3日目最終のField of Heavenの大トリに出てたLettuceっていうファンクバンドが印象に残ってて。確かアンコール2回くらいやられて無茶苦茶盛り上がってたんです。

フィールドオブヘブンステージはアフリカ勢もけっこう出ててすごい合ってる感じで、知らない人と肩組んでサークルモッシュしたりして笑



レ:割とその体験が衝撃だった訳ですね



ひ:そうですね。その日、黒人のアーティストも多くてかっこよくて。ヒップホップだとジュラシック5も来てて



レ:それはいいなぁ!



ひ:ブラックミュージックめちゃくちゃ良いな〜って。前から好きだったけど更に好きになって、より何かバンドでできないかなぁって。あの日で思いましたね



レ:そこからバンドとしてかなり変わっていった感じなんですね。ブラックミュージックカッコいいもんね



ひ:はい。黒いニュアンスをバンドで出せないかなぁ…とか



ミ:なるほど!確かに、あくまはさけばないからブラックミュージックの影響を感じます



レ:だよね!自分達のバンド(NDNQ)とは違う方向の黒さを感じるよね



ひ:自分たちなりに表現できないかなって思って







【今後の活動/福井の音楽シーンについて】


レ:納得です。次は、今後の活動について教えていただけますか?



よ:アルバム出したいってずっと言ってて。レコード出したいよねーって



レ:レコーディングにこだわりとかありますか?



ひ:家でしか録れない笑 基本一発録りで、あんまりこだわりはなくて。良ければいいかなって。これでゴキゲンだってなれば。本当はこだわり持った方がいいですよね笑 ノイズが入ってても気にしない。

致命的なミスは気にしますけどね笑 歌が下手とか笑



レ:ロールオーバーマガジン、東京のバンドをインタビューする事が多くて、初めての北陸なんです。そこで、北陸及び福井の音楽シーンについて思うことはありますか?



よ:福井は、みんな仲が良いなって思いますね。ヒップホップのクラブでも、バンドがライブできたりとか



ひ:クラブの人たちが結構ピースな雰囲気をライブハウスに持ち込んできてくれるから、すごくいい空気でありがたいなぁって思います



レ:あ〜いいですね〜!素晴らしいよね。富山と全然違うよね笑



ミ:ですねー!福井にライブ行った時に、そういう空気を感じました〜



ひ:周りからも言われますねー。クラブの方が全然壁がなくて。ヒップホップの人達と性格が合ってると思います



よ:本当にクラブでライブができるのはありがたいよね



レ:例えば他に「もっとツアーに行く!」とかそういう事は考えておられますか?




よ:行けたら行きたいなーくらいで



ひ:あんまり「ここで演奏したい!」とかはなくて、どこでやっても自分達なりにできたらいいなぁって。場所はどこであっても、大きいところであろうと、演奏は変わらないっていうのが大切かなと



レ:わかりました。結構マイペースな感じなんですね〜



よ:そうですね。本当マイペースで。



レ:このままマイペースで、50代・60代になっても…みたいな?



よ:それはあんまり考えたくないですね笑



レ:すみません、僕年齢的にそういうこと考えることがあって笑



ひ:あんまり考えたくないけど、楽しく音楽活動できてたらいいなぁって思います。

具体的な目標があるって感じでもなくて。

例えば、曲を作ってく上で必要なスキルってあるじゃないですか。それは自ずとやればいいかなって。

それで曲作りはずっとやっていく必要はあるのかなと思います。それがないと停滞してしまうし。

できるだけ、どんなささいなネタでも伝えるようにしてて。

こないだ、めんどくチャイナタウンやったっけ?伝えたの笑

このフレーズだけ思いついて笑




ミ:ちなみにどういう感じで曲作りされてるんですか?



ひ:ラインの音声メモで送るんですよ笑

アカペラで「めんどくチャイナターウン」とか言って笑


2人から一切コメントがない場合、これはもうダメなんだって思ってます笑




一同爆笑




この後はこちらが酔っ払ってたのと、この夜の他出演バンド等が入り混じって、カオスになっていきましたので割愛させていただきます笑笑


音楽と共に生きる。それも地方に在住しながらも都会のミュージシャンに一切引けを取らない高レベルで。


そしてなお、底なしに楽しく肩の力が抜けた活動を体現している「あくまはさけばない」


僕自身、とても感銘を受けました。


周りの風景なんて関係ない。自分達が何をするか、それも楽しく笑いながら。


バンドマンとして1つの答えを見た気がします。


あくまはさけばないの皆さん。本当にありがとうございました。

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