ROLL OVER MAGAZINE vol.2は、都内を中心に活動する、改造エフェクター、自作メタル打楽器を自由自在に操る 音と光の "電"道師gloptinさんにインタビューを行ってきました!
貴重なお話を沢山聞かせて頂きました!!
2019.7.2 池袋手刀
ルーツについて
-まず、ルーツについて聞かせて頂きたいんですが、音楽はどの様な経緯で?
gloptin(以下、g):母親の胎内にいる頃からですね。両親が自宅で爆音でバンド練習していたので、胎内にいる頃からベンチャーズのエレキギターや生ドラムを毎日聴いていました。
-なるほど笑 生ギターや生ドラムが子守唄だった訳ですね笑 つまり産まれる前から音楽に関しては形成されていた訳ですね笑
-あと、影響の受けたバンド、ミュージシャンなどはいますか?
g:ピンクレディー、あぶらだこ、ゴアテクノ、ディスチャージなどですね!特に歌詞に関してはピンク・レディーにかなり影響を受けましたね。
あぶらだこに関してはあの、異型さに衝撃を受けました。
-あぶらだこ、ディスチャージは分かるとして、ピンク・レディーですか?!それはかなり意外ですね…。
g:ピンク・レディーの歌詞って、かなり異色な部分が多いんですよ笑 あの作詞されてる方が特殊なんですけどね。透明人間とかは分かりますか?
-あぁ、なるほど。たしかに言われてみればズレた感じというか…ちょっとサイコな感じはありますね。
g:あと、音楽ルーツで絶対的影響を受けたのが南インドの音楽ですね!!これは聴いた瞬間から強烈な影響を受け、どっぷりハマりましたね。特に歌として低迷していた時期に、インドの
M S スブラクシュミには圧倒的な衝撃を受け、自分自身を変えたアーティストだと思っています!
-インド音楽ですか!!また以外というか、それも南インド…。
(筆者は知らなかったがインドの歌姫として崇拝されているそう。
経緯、演奏について
-演奏、楽器については非常に特殊ですが、何故あのようなスタイルになったのでしょうか?
(ドラム缶、ボウルを改造した打楽器、改造エフェクター、改造オーバードライブ、足でのカオスパッド等…)
g:特にこれといってこうなった訳ではないんですよ。
ただ、gloptinを構成する【3大要素】として、"声" "太鼓" "ドローン" があります。これに合う音を追求していった結果が現在の形だと思います。
-追求していった結果が現在の形なのですね!素晴らしいです!
発想的には非常に原始的な解釈ですね!筆者は楽器が出来ないので毎回観させて頂く度に、機材の構成等、訳が分からず驚くばかりです…。
g:元々、音楽って原始人が何かを叩く事で始まった訳じゃないですか。我々の祖先を辿れば原始人になる訳で笑 楽器なんて出来なくていいんですよ笑
運指や理論から楽器を始めた原始人はいないじゃないですか笑
自分も初めは弾けもしないのに、ギターやカリンバ(アフリカの弦楽器)を取り入れたりしていて…笑
-え?!ギターやカリンバを取り入れてたんですか?!それはそれで聴いてみたかったですね!!
シーンについて
-現在の音楽シーンについてはどう感じていますか?
g:シーンについてはネット等、情報が多岐に渡るのと飽和しているので非常に形成及び成長が難しいと感じます。しかし、多岐にわたるネットワークの形成がされているのでいい部分もあると思います。地方には地方の文化、シーンがあり人脈等もあり、そういった、意味ではgloptinは様々なシーンに飛び込んで行く事が出来、 大変幸せな事だと思ってます。
フライパンについて
-ライブのラストにフライパンをフロアにぶちまけ皆でフライパンをスティックで叩く、通称フライパン祭りは定番となっていて最高なんですが あれはどういった経緯でしょうか?
g:元々はgloptinのライブに参加したいとの意見が始まりでしたが、フライパンをぶちまけて皆で叩く事により、原始的で本能で興奮するという事に気づきました。
音楽が崩壊してノイズ(ガラクタ)になって、そこから原始的な音楽に回帰する…。
ノイズ(ガラクタ)から音楽に変化すると言う事に興味があります。
-なるほど。確かに元々は"音楽" という、形など存在していた訳ではなく、我々祖先達がその辺にあったガラクタを"叩く" とい所から始まり、メロディやリズムが産まれた訳ですからね。
…とてもよく分かりました。(ここで筆者は、自身の骨を折り その音を録音しノイズ、崩壊、新たな音楽を試みたノイバウテンと少々gloptinさんが被って見えた)
今後の活動及び展開について
-今後の活動及び展開については何か考えていますか?
g:そうですね~、twitterにも告知しましたがフライパンの写真集、フライパンストラップやグッズを作りたいと思ってます笑
-素晴らしい活動展開ですね笑
一同:笑笑笑
-本日は貴重なお話を沢山聞かせて頂き、またインタビューにも快諾して長時間に及ぶお話をありがとうございました!!
今後の"gloptin" としての活動をいちファンとして楽しみにしています!
本日はありがとうございました!!
音に対する探究心。音とはなにか?音楽とはそもそもなにか?
ノイズとは? リズムとは? …
"叩く" という原始的な事から始まり、後に"音楽"という形が形成され、現代に至る。
小難しい事は抜きに、本能で気持ちいいと感じる音を追求する音と光の"電"道師 gloptinさんを是非1度生で体験されてはいかがだろうか。
身体に悪いが無性に食べたくなるマクドナルドやラーメン二郎の様な笑
そんなジャンクで野蛮で原始的な演奏者gloptinさんの活動展開に今後も是非、注目していきたいと筆者は思う。
インタビュアー:にゃんぱらり
gloptin 7月ライブスケジュール
7/12@新松戸ファイヤーバード
7/13@新大久保アースダム
7/23@新松戸ファイヤーバード
7/28@堀之内time TOKYO
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