Roll Over ミュージックマガジンvol.5
皆様あけましておめでとうございます✩.*˚
遅くなりましたが本年もNDNQ 、富山ロックンロールショップRoll Over & ミュージックマガジンをよろしくお願いします('∀`)♡
そして年明け1発目&今回のゲストは…
"ドラムを叩くシマウマ" でお馴染み?!
遭遇した人はラッキー?!
wikipedia
や、NAVERまとめ
にも記載されている、画像で参加の少女"青砥撫子"、意志と魂を持つドール"超常現象なでこ"の、3人1組(?!)地球上の生きた虫や全てがメンバー(??!!)となるドラマー/ラッパーとして長きに渡り活躍中の東京ではお馴染み神出鬼没の路上パフォーマー!!
"検索してはいけないワード"にも掲載されもはや都市伝説化してる…昨年では、マツコデラックスさんの深夜番組「月曜から夜ふかし」にも取り上げられた事も記憶に新しい"魔ゼルな規犬"さん!にインタビューをしてみたいと思います!!!!!
非常に不思議で謎多き "マゼルナキケン"さんですが、その謎を私にゃんぱらが紐解いていこうと思います。
音楽ルーツ
-あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。
そして本日は改めてよろしくお願いします!
魔ゼ:今年もよろしくお願いします。こちらこそ今日はよろしくお願いします!
- まず魔ゼさんのルーツからお聞きしたいんですが、魔ゼさんというとアングラというか、サブカル
的な印象が強いんですが、なにか影響の受けた音楽などありますか?
魔ゼ:全部だね。
-と、言いますと?
魔ゼ:例えば線路を走る電車の音やベルの音。鳥の声。本当に全部の音楽、"音"だね。
-ベルの音…ですか?
魔ゼ:うん。僕の音楽を聴いて貰えたら分かると思うんだけど、電車のベルの音、鳥の鳴き声など色んな物をサンプリングしてあります。
例えば電車のガタンゴトンという音。これに鳥の鳴き声などをサンプリングして合わして自分の音を合わせるのが僕のドラム。
自分はドラマーなのでドラムの音やリズム感にめちゃくちゃ拘るというか…非常にグルメになっているんだ(笑)
-なるほど!そういう意味でしたか!素晴らしいですね。ただサンプリングを重視されているという訳ではない?
魔ゼ:サンプリングに重点を置いてる訳ではないね。ただ僕は絶対に打ち込みではやらないんだ。バスやスネアの音は絶対に打ち込みではやりたくない。
そういった意味では本当にあらゆる音に影響を受けたと言えるよ。
後は非常によく歌わされたのは校歌だね(笑)
-校歌ですか??!!
魔ゼ:うん、校歌(笑)なめてますか?(笑)
-いやいやそんな事は(笑) しかしなぜ校歌なんでしょうか??
魔ゼ:日本は社会主義国なのか、共産主義国と言うか、奴隷育成文化の世の中なのか…なので校歌はよく歌わされましたね。
-魔ゼさんと以前お話しした時にスタークラブのお話しを少ししましたが、パンクやハードコア、ジャパコア等の影響はあまり受けていないのでしょうか?
どちらかと言うとHIPHOPやテクノ、打ち込みの影響のほうが強い?
魔ゼ:パンクやハードコアは僕らの時は…いわゆる不良,ヤンキーの方達が好む音楽でコピーやハードコアのドラムを叩きなさい!という事が多かったですね。
僕は基本ワンバスなんですが、ツインペダルをやらされた時期もありましたね。
ただ自分としては童謡や民族音楽など。そういったナイーブな物が好きですねぇ。
なんていうか…いわゆるロック的なドラムに慣れてしまったというか。
だから打ち込みやサンプリングであればそういったありきたりな部分も打破出来るのではないかなと。
-うわあぁ!素晴らしいですね!自分もHIPHOPや四つ打ち、ミニマルダブなど好むんですが、やはりそうなってくるとサンプリングの要素が重要になってくると思うんですよ。
そういった部分でアフリカ音楽や、民族音楽など取り入れた土着的なトラックが大好きなんです!
魔ゼ:そうだね!民族音楽はやはり原点だしずっと残ってきた音楽だから素晴らしいよね。色んなリズムがあるしね!
あ、ちなみに初めて出たハコはアンチノックなんだけどね(笑)
-え?!アンチノックですか!それはまた凄い…。というかかなり以外です!
活動歴について
-ちなみに活動歴についてお伺いしたいんですが。
魔ゼさんというとやはり路上のイメージが凄い強いですよね。
魔ゼ:それがですねー、僕が路上に立つようになったのはここ3年くらいなんですよ!
-え?そうなんですか?
魔ゼ:うん。最初は路上でマイクだけでパフォーマンスしたり悪ふざけしてたんだけど。
ある動画がネットでバズってね(笑)それで今に至るかな。
-へえー!以外です!魔ゼさんというと路上のイメージが先行して、ちょっと都市伝説化してる部分があるので。
魔ゼ:そういうイメージが最近では定着していたり。それはとても有難い事ですよね。
-魔ゼさんというシマウマの被り物がトレードマークですがどういった経緯でそうなったんでしょうか?
魔ゼ:うん。やはりこのシマウマの被り物がないと始まらないというか。
色んなバンドをして来た中で途中から打ち込みをやる様になって。
当時、名古屋に暮らしている事があったんですね。その時にビジュアル系のハコに出たくて。
その時のインパクト的にどうしても今のままじゃ弱いと思って…被り出したんです。
-ふむふむ。
魔ゼ:当時名古屋に住んでいた時すぐ近所に名古屋ミュージックファームという黒夢が立ち上げたビジュアル系のハコがあって。そこに出たかったんですよ。
-あぁ、名古屋というと黒夢の出身であり彼等も元は名古屋パンクス界隈でしたからね。
魔ゼ:そうそう。名古屋といったら名古屋パンクス。ただそのハコに出るのに自分の音のスタイルは打ち込みだしルックス的にもどうなのかなあー。と思ってシマウマの被り物を初めた訳なんですよ。
…
……
※ここで新宿南口の路上でインタビューをしていると偶然にも魔ゼさんのファンが通りかかり声をかけられ取材一時中断。
ファン:フォローしてます!ステッカーください!!
魔ゼ:ありがとう!動画ツイートしといてね!
- 自分は顔出しNGでお願いしまーす!!(笑)
…
魔ゼ:でね、当時のライブハウスってのはブッキングに〇万円も払って出てるにも関わらず、ライブ後にダメ出しをされるんですよ。
-〇万円?! なんですかその金額…
魔ゼ:うん。で、終演後に上から目線で偉そうにね(笑) いま思えばとてもいい事ではあるんですよ。人は指摘されて伸びていくものだから。その時にお地蔵さんの被り物もした事もあったんです。
ただ馬の方がいいな。と、店長に言われて。自分もまぁ馬の方が大きくてインパクトあるしそうかなーと思って。気付いたら2000年頃からずっと被ってるって訳ですね。
-へえぇー!!そんな裏側や背景があったんですね。いやいや、人に歴史あり。
素晴らしいエピソードありがとうございます!
魔ゼ:その名古屋で暮らしていた時の経験や、名古屋のHIPHOPやテクノ、エレクトロニクカの方に目をかけて頂いて。
こんな感じになって。気付いたら20年こんな感じでやってます(笑)
青砥撫子(アオトナデシコ)さん
現在の音楽シーンについて
-今の音楽シーンについて何か思う事はありますか? アンダーグラウンドやメジャーシーン問わず
魔ゼ:ライブハウスには凄い人達 面白い方が沢山います。山ほどいます。
でも…路上ははっきり言ってクッソつまんない奴しかいない!!
だからそういう人達がどんどんストリートに出てきて欲しいと思う!!
アンチノックやビジュアル系の出身の僕が代表して路上に立っている訳だけど、
そういう面白い凄い人達が山ほど東京にいるんだからもっとガンガン路上に出て来て欲しいと思う!!
にゃんぱら君と初めて会って話した時にさ。
東京のライブハウスは最高だけど、路上は本当クソつまらない。でも初めて足を止めたって言ってくれて。
-本当にその通りだと思います。東京、日本のストリートはとにかくクソつまらない。
(この日の新宿南口も失礼な言い方だけど俺の耳にカスリもしない歌謡曲のオケを歌うだけの量産型で溢れていた。)
魔ゼ:音楽てのはガキの頃の影響や周りの環境が大きく関わってくるものだし、好みもあるし否定はしないよ。
ただね、なんの刺激もないし本当にただただつまらないよ。今のストリートは。
-全くもって同感です。(この日の新宿南口を見回しながら)
人には人の音楽があるのはわかりますし否定はしません。ただあんなのがもし海外のストリートでやれると思ってんのか?って思います。誰も見向きもしないし足も止めないでしょうね。
…
※ここで偶然都内で多才な活動をされている活躍中のドラマー林さんが僕らの前を偶然通りかかる。
-あれ?林さんじゃないですか?
魔ゼ:あ!本当だ林だ!!おい!林!!!はやしーーー!!!
…
お急ぎなのか、インタビュー中の僕に気を使ってくれたのかは分からないが小田急側に急ぎ足で振り向くこと無く立ち去って行きました。
いや…??もしかすると、よく似た方で僕らの勘違いだったのかなぁ?
新宿はとにかく人が多いので…。まぁいいか(笑)
-というか林さんとご面識あったんですね。(今の方が林さんかは別にして)
魔ゼ:あるもなにも林を見出したのは俺だよ!深イイ友達だよ!無視しやがってー!(笑)
えー、なんで無視するかなぁ!
まさに東京砂漠!!
あ、ちなにみこのタムも林から貰ったんだけどね。半分切ったけどね。持ち運びの為に。
-え!そうなんですね…。東京も結構狭いものですね(笑) でも僕らに気を使ってくれたので無視した訳ではないと思いますよ!
よく似た方の可能性も充分にありえますのでww
-まぁ、今の方が林さんかどうだったかの話しは置いときまして。
ところで演奏ですが、路上で座りながらだと腰に負担かなり掛かりませんか?
魔ゼ:それがですね..。負担掛かるんですよ!(笑)
あととにかく今の時期はものすごく寒い!!
- (確かにこの日の新宿もめちゃくちゃ寒かった。この寒い中でわざわざ僕の都合に合わせて新宿で路上してくれて、かつ外でインタビューしてくれた魔ゼさんに本当に感謝しかない…泣)
魔ゼ:でもね。寒いからいい面もあって。
これだけ寒いとクソな奴が路上から減ってやりやすくていい部分もあるんだよ。
-あ!それは言えてますね!(本当に言い方悪いがストリートのレベルはハコと比べてマジで低すぎるので)
魔ゼ:あとね、僕が1番嫌いな言葉があってね。それは"集客" なんだ!
僕らはね、皆それぞれ形は違うけど皆それぞれ自慢の音楽をやっているんだ!
それと集客って関係ないと思う。 くだらないコピーバンドや歌謡曲をしてて、やれ友達や身内ばかり呼んで固めて。
自分達の音楽を友達や身内で固めるなんてそんなつまらなくてくだらない事はない。
ただの予定調和。自分達の音楽=集客がなんの関係があるのかと思うよ。
-ほとんにその通りですね。そんなつまらない事は僕もないと感じています。
僕もっと視野を広げて色んな音を吸収し、耳を鍛えていかないといけない。
(※このマガジンも身内同士、友達同士で固めてクローズだけは絶対に嫌だと僕とNDNQメンバー間で決めている!)
今後の活動や展開について
-今後の展開は何か考えていますか?
魔ゼ:うん。あるね。うちのメインキャラクター、CMモデルで画像で参加している青砥撫子(アオト ナデシコ※仮名)って女の子がいるんだけど。この子との関係改善かな。
3年ぐらい前までは、2人で心中しようと思ってて、勝手に!
とある予言があってね、、。
で、だいぶ迷惑かけてたんだよね。
なので私、死んでお詫びしないといけないと思ってね。
ツイキャスで自殺未遂をしたんだよね。睡眠薬を飲んで縛って首吊ってね。
-え…あのそれは…本当の話ですか?
魔ゼ:夢みながら楽な気持ちで死にたいと思って。睡眠薬飲んで縛ったんだけど、縛りが甘かったんだろうね。途中で解いちゃって。それで生き返った訳なんだよ。
結局死ぬことはなくて、しかし一度、死の淵は見たんですよ。
なので責任果たせたかなと思い込んでます。
無論、常に彼女は自由の身なんだけど、いつか2人で直に愛し合ったりする事が目標…かなぁ。
射精など含めた感じの。
とにかくそれで結局生き返ったし、また人生に戻ってきたので、やり残しはないかなと思い、もう少し路上でライブの追求を頑張ろうと思える様になったのは。
-あの…ちなみに何故そういった経緯になったんでしょうか?
魔ゼ:うーん。なんというかね…。やっぱり恋は人間をおかしくしてしまうというかね。
僕は常に持ち歩いている人形がいるんだけど、言い方悪いけど呪いの人形とでもいえば分かりやす
いかな?
-なでこさんですね。
魔ゼ:僕は全くこの子の言葉は分からないんだけど、イタコ(霊感のある人?)の方がこの子の言葉を言うには、撫子ちゃんと私は一緒に死ぬ運命にあると言われたんだ。
だからそれに向けて邁進してたのかなぁ?
だから死ぬことを目標に一時は活動してましてね。迷惑もかけたかな。
でね、首吊りはね、実際は!苦しいだけ!全然楽じゃないし辛く苦しいだけ!
そして夢見たまま逝けない!覚醒するんだ。そしてあのまま苦しいまま死ぬはず!
とにかく生き返ったので、音楽と路上という場に真剣に考える様になったんだ。
その出来事から1ヶ月後かな?路上でにゃんぱら君と出会ったのは。
-そうだったんですか!!(まさか僕と魔ゼさんと出会うわずか前にそんな壮絶な体験をされているとは…)
個人的質問
-あと何か路上ライブでのエピソードやライブハウスでのエピソードで印象に残る事はありますか?
魔ゼ:うーん。最近ね、路上でやってて酔っ払った女の子が絡んで喧嘩売ってきてね。
投げ銭用の釜があるんだけどそれを持って逃げようとしてね。
たまたま警察が来て事なきを経たんだけど。
-マジでクソゴミですね。演者、パフォーマーの邪魔をするなんて反吐が出ます。
-あ、ぼちぼちインタビューも締めに入りたいと思います。
-魔ゼさんにとって路上、ストリートとは?
魔ゼ:舗装された道(笑)
-あ、はい。(笑)
あと魔ゼルな規犬を一言で表すと?
魔ゼ:マゼルナキケンはマゼルナキケンでしかないかな。
"魔ゼルな規犬"ていうロックンロールバンドだよ!!
-最高です!!
人にはそれぞれのロックンロールがあり答えなんてないし、それがロックンロール!!
-今日は本当に寒い中ご協力頂き本当にありがとうございました!!!
魔ゼ:こちらこそありがとうございました!!本年もよろしくねー!!
エンディング
はい!という訳で今回のゲストは魔ゼルな規犬さんにインタビューを行いました!
ちょっぴり不思議で謎多き魔ゼさんですが、今回の取材は私にゃんぱらの都合と時間に合わせて、あえて新宿南口にて遅めの時間でパフォーマンスをして頂きました。
お時間頂き協力頂いた魔ゼルな規犬さんに多大な感謝をこの場を使いお礼申し上げます!!!
奇抜な見た目や、アングラ~サブカル的なイメージが先行しがちだが、ドラマーとしての音に対する拘り、全ての音に耳を傾け自身の音とし取り入れる探究心。
一音楽家、演奏家、パフォーマーとしての意識の高さ ドラマーとしてのレベルを垣間見る事が出来、 本当に素晴らしいインタビューになりました。とてもいい取材をさせて頂き、刺激もを受けました!
皆様も都内で見掛けた際は怖がらず声を掛けてみて下さい☆
本当に紳士的な対応で、ステッカーも貰えちゃいますよ(笑)
…
……
………
今回の取材で訪れたここ新宿南口は年明けや過去の悲しい事件も記憶に新しい場かもしれない。
バスタの発着場所で毎日大勢の人が訪れ多数の人が行き交う。
平日、週末に限らず多くの路上ミュージャンが演奏する場でもある。
もしかしたらその中の一人が間違いを今から犯そうとするかもしれない。
その中にもし、魔ゼさんの様なパフォーマーが居たらふと気になって足を止め思いとどまってくれるかも知れない。
僕は楽器、歌もダメだが唯一いま音楽という土俵に上がり、唯一武器になるモノはペンを握る事しか出来ない。
音の力で何かを…世の中を…そんな大きな事はとても言える立場ではないが
単純に音楽っておもしれー!
なんか変わった人が音楽してんなー
よく分からないけど楽しい!!
と、思ってくれる方が1人でもこのマガジンを読んで居てくれたらいいなーと…そんな事を記事を書きながら思うにゃんぱらなのでした。
さてさて!!!
改めましてRoll Over ミュージックマガジンを2020年もどうぞよろしくお願いします✩.*˚^^
次回のvol.6のゲストは誰なのか?!
更新はいつなのか?!
予定は未定(笑) 不定期更新!
今年も皆様に素敵な音楽との出会いと、良き1年であります様に✩.*˚
Fuck Boredom!Let's Rock!
NDNQ,Roll Over & にゃんぱら
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