さて、今回は爆裂バンドNDNQを母体とする新ユニットPsychotic Dub Liberation(以下: PDL)
メンバーは
・Gt.兼リーダーのレイジさん(以下:レイジ)
・パーカッション&Volca Drum ne-san-ra (以下:ネーさん)
・アフロビートのスーパードラムmiharu-chan(以下:ミハルちゃん)
結成から僅か2ヶ月弱、華々しいデビューライブを私にゃんぱらオーガナイズ&所属のクルーEMLF企画#1 渋谷UNDER DEER LOUNGE(7/31)にて飾ってくれた、PDLを取材させて頂きました!!
ダビーなインプロギターレイジさん!トニーアレンを彷彿する爆裂ドラム ミハルちゃん、パーカッション&Volca drum,アフロビートのネーさんの3人編成で人力ダブ、アフロビートを繰り広げる前代未聞のユニット!!
今回はどんなお話が聞けるのでしょうか?!
結成、活動歴について
-まず結成について伺いたいのですが、どの様な経緯で結成に至ったのでしょうか?
レイジ:うーん…僕らはNDNQを母体として活動していて、まぁざっくり言うとNDNQのベースのマーシー君がおめでたで…。
何と三つ子を妊娠したんだよね(笑)
一同: 爆笑
レイジ:ごめんwそれは冗談ww
まあ、ざっくり説明するとうちのマーシーさんが仕事の問題やコロナや家庭の問題でしばらく思ったように活動出来なくなって…。つまり奥さんの尻に敷かれてて笑
-それ書いていいんですか?(笑) 書きますよ?!(笑)
レイジ:まぁいいでしょー!
ミハルちゃん:問題ないでしょー!
一同:でも我々は継続的に活動を続けたい。そんな訳でベース抜きで3ピースで人力ダブ、アフロビートのユニットを作ろうと思ってね!
レイジ:個人的には電子音楽、テクノやダブなんかはNDNQじゃ難しいと思ってたから。まぁ1つのきっかけにはなったのかな?
-そうなんですね!いやしかし、デビューライブとしてはとんでもない完成度で素晴らしい演奏でした!!フロアの皆も大絶賛でしたね!
今回は改めてにゃんぱら&EMLFのブッキングに対応頂き本当にありがとうございましたm(*_ _)m✩.*˚
なんか、想像以上の大盛況でとっても誇りに思えました笑
本当に大したおもてなしも出来ずごめんなさいです。。
-今回クラブシーンとして多くのDJやVJ、マシンライブ陣と絡んで頂いた訳ですが感想としてはどうでしたでしょうか?
初東京クラブシーンとしてはかなり異例の形でしたが。
レイジ:そうだね。地元ではクラブで演奏する事の方が多いし、やっぱりクラブシーンは面白いよね!
ミハルちゃん:なんか、皆凄いと言うか学ぶ事がとても多くとても驚いたと言うか…。
ネーさん:曲の繋ぎかたや切り方、皆とても斬新ですっごく勉強なりました!!
※NDNQ
Ba/Vo:Massy
Gt/Vo:Reizi
Per/Wave drum:NE_SAN_RA
Dr/Vo:Miharu-Chan
2014年結成
同年、タイ・バンコクツアー決行
東京アンダーグラウンドシーンにおいて、最重要バンドの1つとして絶大な支持を得る。
爆音聖地・二万電圧を中心に、日本国外にも活動範囲を広げワールドワイドに活動中。
演奏、パフォーマンスについて
- 今回PDLとして結成、活動する上でレイジさんで言えばシールドを2本や エフェクター関連、 ネーさんで言えばコンガの上だけの物やVolca Drumを使用したり、またミハルちゃんについてNDNQや13th VINYL(※)以外でのドラムの意識。 それぞれ教えて頂けますでしょうか?
レイジ:そうだねぇ。まず意識しているのは空間。NDNQだとロックでガーン、どかーん!
PDLだと空間、奥行きの意識。を、めちゃめちゃ意識してるね!
そこにない空間を音と視覚で創っていく感じ。
-なるほど!あとシールド2本使用したり、エフェクターを音を創造する上で替えられたりされていると思いますが、その点を伺ってもいいでしょうか?
レイジ:元々エフェクターでギターアンプからギター音と同時にベース音は出してたんだけど、やっぱベース音はベースアンプから出した方が迫力ある重低音出るからね!
そんなわけでベース音はベースアンプから出すために使ったよー!
それに色んなとこから音出てる方が空間を音でデザインするのに良いからね。
エフェクターの内容はね~(笑)にゃんぱら分かるかなぁ(笑)
まぁPDLではとにかく音で空間を創って、そこに夜の都市を建設するってコンセプトがあるので、それが出来るようにエフェクター使ってるよー!
夜の未来都市の闇に古代の黒い人達がパーカッション叩いてるイメージ。
ネーさん:NDNQだと歌モノの中にアフリカンの要素を意識してるけど、PDLだといわゆる黒い(ブラック)なリズムが飛び回る…そういう役目を頂いてて。
-素晴らしい役割ですね!(笑) 今回コンガの上だけのモノを使用されましたけど、どういった経緯で至ったんでしょうか?
ネーさん:コンパクトコンガは、NDNQでパーカッションを3、4台並べてた時に使ってました。移動が大変だったので、なるべくコンパクトで重くないものを、、でコンパクトコンガにたどり着きました。
-なるほど。その時期は僕はまだ知らない時かなぁ。あとPDLではVolca Drumを使用されてますね!それもどういう経緯で使用されようかと思って??
ネーさん:ボルカドラムは、最初はカオシレーター でリズムをループさせてたんだけど、しっくりこなくて。リズムをキープしてくれるボルカドラムを、レイジさんが見つけてくれたんです。
- へぇー、やっぱりすごいわこのバンド…。うーんなるほどです!2人は理解出来ました。
あとミハルちゃんはNDNQや13th VINYLの時と違ってかなり難しいと思うんですけど…。
ミハルちゃん:うん。やっぱりNDNQや13thの時とは全然違ってて。アフロやダブ寄りというか、完全に今までの自分とは違う異なるフィールドというか…!
-凄い!!よくあのドラムを困難とか思わず叩けるとゆうか…いや、本当にすごい!
ミハルちゃん:楽しいですよ!アフロビートや新しいドラムを叩くのは大変さよりも楽しい…挑戦ていうか(笑)
- 挑戦て…(笑)それをさらって言える所が凄いなぁ! でもミハルちゃんのドラムは完全に独学なんだよね??
よくあんなドラム独学で叩ける…完全にトニーアレン!いや、既に北陸のトニーアレン?!
(※ トニーアレン=フェラ クティらと共にアフロビートを創設したナイジェリアのドラマー。 今年4/30死去 )
レイジ:それが彼女の恐ろしい所でね(笑)もうどんなドラムでも聴かせたら即叩けるんだよ!(笑)
ミハルちゃん:独学だから尚更かな?叩けるのは?(笑)
-ひえぇぇ!…あとPDLを構築する上で影響を受けたアーティスト等や音楽があれば教えて下さいっっ!
一同:それはもう…。モーリッツ、トニーアレン、ジェフミルズ、DJカンピレ... (※モーリッツフォンオズワルド=ダブテクノ金字塔Basic Channelの創設者,
トニーアレン=前途参照
ジェフミルズ=極初期のデトロイトハウスシーンにおける創設者
DJカンピレ=アフリカシーンにおけるパイオニアDJ)
レイジ:あと空間系で影響受けてるのはアンディストットかなあ。
ネーさん:あとニヒロキシカかな?
ーえ??ちょっと分からないかも…
一同:いや、皆分からない(笑)
(※Nihiloxica...後日改めて調べた所、ゴリゴリのパーカッションに電子音のアフロビート、テクノでした!)
ネーさん:あとはやっぱりドゥドゥかなぁ!
レイジ:あ!忘れてましたねぇ。師匠!
(※パーカッション担当のネーさんはセネガルの伝説的パーカッショニスト、ドゥドゥニジャエローズの愛弟子です。ドゥドゥはマイルス・デイビスやローリング・ストーンズとも共演されてるとの事!)
ーネーさんはその愛弟子ですもんね?
ネーさん:そうそう~!ドゥドゥがね、来日した時に一緒に食事したの!!
-マジですか?!え!ちょっと凄い聞きたいです!
ネーさん:アフリカ式の炒飯を皆で作って、それを取り分けてもらったの。その時に自分の使ってたスプーンをべローンて舐めてね…(笑)
一同:爆笑
ミハルちゃん:それは皆で料理したって事ですか?!
ネーさん:うん、なんかね~アフリカの料理を作ってみようてコーナーがあってそこでドゥドゥの隣に座って食事したの!
ーえぇぇ~!マジで凄いですよ!なかなか出来る事じゃないです!ひえぇぇ!!
※13th VINYL・・・Gt/Vo:Reizi、Dr/Vo:Miharu-Chanによる完全即興ユニット
2017年タイツアー決行、大盛況となり以降毎年オファーを受ける
日本国外にも活動範囲を広げ、幅広く活動中。2017年結成
今後の活動展開について
-PDLとしてはまだ活動期間も浅く結成したばかりですが、今後の活動展開や目標など、何か考えてはいますか?
レイジ:それはもう…世界だよね。世界。それ以外考えられないかな。
一同:うんうん。
レイジ:実は既にアフリカにアプローチしてるんだよね(笑)
-え!アフリカですか!早い!!
ミハルちゃん:うんアフリカ。あそこは~どこでしたっけ?
レイジ:え~と…忘れた(笑)
ミハルちゃん:えーと、多分ウガンダ!
-ウガンダ?! えーー!ウガンダって、ちょっとだけ分かるんですが…結構マジで何もないところですよね。。電気とか(笑)
レイジ:そうそう!面白そうだよね(笑)
一同:うんうん(笑)
-いやー、もう既にアプローチ済みにも驚きです!是非同行したいです!!
今すぐはコロナの問題で難しいとは思いますが…実現させたいですね!!!
レイジ:今はね。アフリカに限らずヨーロッパだったりアメリカだったり。とにかく世界だよね。
世界中でストリートやって旅すんのも良いなと思ってる。
ミハルちゃん:うんうん。とにかく早く世界に出たい!
レイジ:てか、日本にいてもダメじゃない?もうどうしたって土壌がないからね。いくら無い所を掘り起こしても時間のムダっていうかね…。
-なるほど…。ではライブハウスシーンと、昨日出て頂いた様なクラブシーンでは体感ではどちらのが刺激というか…、面白いと感じますか??
レイジ:完全にクラブシーンだね。
-あ、そんなにあっさりですか??
ネーさん:同じくー。すっごく面白かった!!
ミハルちゃん:私も同じくです。すっごく楽しかったです!!
-えーー!いや、なんと言いますか、そう言って頂いてとても感謝です!
3人の体感では面白くて刺激を感じる部分があったんですねー!
オファーを受けて頂き本当に感謝です!
レイジ:バンドシーンは~、活動が長いからというか好きだからこそってのもあるけど、大体わかってしまうよね。元ネタというか。
実際グランジとかでもそうだけど例えばカートコバーンの音に忠実だったり、ハードコアでもジャパコアやUK,USハードコアバンドに凄く忠実だったりね。
うーーん、もっと言えば新しい刺激を受ける様なバンドやギタリストが少ないかな。
-それ、記事にしていいんですか?(笑)書きますよ!(笑)
レイジ:いいよいいよ!(笑)書いちゃって(笑)だって対バンにぶっ飛ばされたいじゃん?どうせやるならさぁ。すっっげえ!アイツら!やべえー!って思いたいよー。
ミハルちゃん&ネーさん:レイジさんを超えるギタリストに出会った事がないです!
一同:笑笑笑
-でも改めて昨日のPDLの演奏を観た事でレイジさんのギターの音像感と言いますか、改めて凄まじいです!かなり独特ですし、振り幅も半端ないです。
世界歩いて色んな音を体感してきてるので、その影響もあるとは思いますが。
-その点ではダブテクノのDJやライブ陣はリズム感に敏感だったり、空気観ながらであったり、
DJでもシンセやミキサーを使ってインプロに近いモノがあったり、音やリズムにとても個人差ありますよね。バンドと違って〇〇の真似や、〇〇に近いとかは無いですね。
ネーさん:その点はとても刺激的で新しいモノを見いだせたり、凄く勉強させて頂きました!
一同:うんうん!!
レイジ:例えばツバサ君のプレイとかでも四つ打ちの単調になりがちなキックの部分でもドンドン…ドン!カットに変化つけたり、WATARU君でもインダストリアルな空気をフロア観ながら変化つけたり…。そこまで意識してるバンドはなかなか居ないじゃん?まぁ俺は違うけど(笑)
--それ、書きますからね!(笑)書きますよ!!(笑)
ミハルちゃん:笑笑 でも本当に空気感であったり、曲を繋げるDJとは全然違いましたね!
普段私達が富山に居るっていうのもあると思うけど、DJとしての認識が全然違う。
ネーさん:うんうん。頭で認識してるDJとしての感覚じゃなかったよね。
-うわぁ~。なによりですねぇ。皆、耳で反応てか、感じて頂けて何よりです!目の付け所が違いますねぇ、、。
レイジ:いつどんな時も常に勉強なので!
-あと、フロアのPDLの反響が凄まじくてですね!!皆、大絶賛でした!!!マジで!!!
一同:ありがとうございまーーす!!こちらこそお誘い頂き心より感謝です、またお誘いよろしくお願いします!!
-是非、これを機にPDLとしても都内クラブシーンや海外などに活動展開して頂ければと思います!!本当に最高の演奏を改めてありがとうございました!!
-あとPDLとして今後のお知らせ等ありましたらお願い致します。 レイジ:PDLとしてはー…今何もないかなぁ。。なんの予定もない(笑) ミハルちゃん:えー、お誘いお待ちしていまぁ~す!(笑) レイジ:ただストリートライブとかやるとミハルちゃんとかはfacebookとかで何千件て閲覧があるんだ。今はコロナの件で動く事が出来ないから、だったらfacebookやSNSで海外へのアプローチや配信も楽しいかなぁと思ってやってるよ。 -へえええ!それは凄いですね!!そうですね、コロナ問題が落ち着くまではSNSでのアプローチもアリですよね。 あ、ネーさん何か一言ありますか? ネーさん:とりあえずライブしたいのでお誘いお待ちしていま~す! 一同:笑笑笑
エンディング 7/31@渋谷UNDER DEER LOUNGEにて今回最高のデビューライブをキメてくれたPsychotic Dub Liberation! 今回は私にゃんぱら所属の組織EMLF企画#1と題し出演して頂き、異彩かつ圧倒的な音像感でフロアの空気を持って行ってくれたPDL!! そしてライブペイントにPDLドラムmiharu-chan & 奴隷ちゃん!! 出演頂いた皆様本当にありがとうございました!そしてお疲れ様でした!!m(*_ _)m✩.*˚ PDL。今後海外での活躍も期待するであろう存在価値を改めて実感した凄まじいライブパフォーマンス!!! まさにLiberation Frontとして今後、どの様な活躍を魅せてくれるのか、期待せずには居られない…꙳★*゚ そしてコロナ問題。これもミュージシャン、アーティストは目を背けず戦っていかないといけない。 …てゆーかマジでそろそろ毎日毎日コロナでうんざりだ。。 もう俺たちのジャマをするな!!! Fuck Off!COVID-19!! 目指す方向ややり方は皆違っても、アーティストはアーティストとして戦って行くしかない!! …少々、脱線しましたが(汗) 改めて私にゃんぱら&本マガジン発行のNDNQ、ROLL OVER 、 Psychotic Dub Liberation 今後ともよろしくお願い致しますm(*_ _)m
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