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ROLL OVER Magazine vol.8 【DJ TAKUROW】

さてRoll Overマガジンvol.8始まりますよーー!


今回は都内アンダーグラウンドシーンの重鎮GROUNDCOVER.のベース、またドラムとのインプロデュオの AnA-Rogue(アナローグ)としても広く活躍されている、DJ TAKUROWさんにインタビューを行いました!!

(以下:タクロー)


アンダーグラウンドシーンの住人としてどっぷり浸かっているタクローさんは、一口にDJと言っても一筋縄でいく訳が無い(笑)


さて、今回はどんなお話が聞けるのでしょうか?!



それでは行ってみよーーー!!











ルーツ及び活動歴 


--それではDJタクローさんにインタビューをしていきたいと思います!よろしくお願いします!




タクロー:ありがとうございます。よろしくお願いします!




--まずDJ TAKUROWとして活動されたのは何年くらいになるのでしょうか?




タクロー:DJとしては…そうだね。10数年くらいにはなるのかなぁ。




ーーかなり期間としては長いんですね!




タクロー:うん。ぶっこみでやってたからね。




--ぶっこみですか!




タクロー:うん。先輩とかでミックスをちゃんとやる人が多かったから。

俺の時はトランス界隈でベース弾く事が多かったから。多分、2010年前後くらいのレイブカルチャー全盛期だったと思う!




--ええ?トランスやレイブシーンですか?!それは渋谷界隈ですよね??




タクロー:渋谷や新宿だね。その時はレイブカルチャーが凄く流行っていて。そこでベース弾くようになっていてね。

それでDJとしてやる様になったのかな?



ーーえぇーレイブシーンにトランスシーン!なんか凄く意外です!!



タクロー:レイブシーンだから地方の山奥でプレイしたり、ベース弾いたりしてたよ!携帯が全然繋がらないようなとこで!(笑)


とにかく最初は全然分からなくて手さぐりでしてたんだ。好きな曲を繋いでいくだけ。

あ、今もそうか(笑)




--今はDJとしてプレイしながらアップライトベース弾くじゃないですか。それはどういう経緯で今のスタイルになったんでしょうか?




タクロー:元々、DJ SPOOKYてアメリカのブラックのDJが凄く好きで。 いわゆるジャズやドラムンベースなんかを掛けながらアップライトを弾くんだ。まぁ、あれは絶対に真似は出来ないんだけどね。


それを観て あ、自分もやりたいなと思って。でもなかなか出来なくて。やっとここ1年くらいかなぁ。プレイしながらアップライト弾くようになったのは。




--めっちゃくちゃかっこいいですね!(ちなみに自分は未聴 ..)




タクロー:アップライトがあればどこでも行ける訳じゃん?例えばCDJのセットがあれば海外でもどこでも行けるしね。




--なるほど。確かにそうですね!ちなみに、GROUNDCOVER.の時はエレベじゃないですか。なぜDJの時はアップライトなんでしょうか?




タクロー:アップライトベースてのはね、凄く曖昧なんだ。




--と、言いますと?



タクロー:エレベてのはいわゆるフレットが打ってあって、フレットに対応した音階がちゃんとあって。でもアップライトてのは自分の指でなんとか出来る。4分の1の音とかを自分で出せるんだ。


特にクラブミュージックは回転数を落としたりするから、きっちりしたフレットのエレベより合わせやすいんだ。

左手の感覚だけで出来るから…楽しいよね!




--楽しい…ですか?(笑) 難しいではなくて?観ててすごいと思いますし、よく出来るなぁと毎回思うんです。




タクロー:んー、どうなんだろね。特別なにも考えてないからさ(笑) 逆に考えてやるとダサくなるからね!




--タクローさんのプレイを初めて渋谷のアンダーディアラウンジで観て衝撃だったのは、DJプレイしながらウッドベースを弾いて合わせるのも衝撃でしたが、

1番驚かされたのはトラックですね!! 土着的で民族的なトラックからドラムンベースに四つ打ち、HIPHOPにハードコアまで!! 




タクロー:笑笑 だってさ、自分がやべぇって思うの掛けたいじゃん?別にジャンルに拘る必要もないしそんなルール必要ないでしょ!




--全くその通りです!僕もジャズから四つ打ち、ダブにHIPHOP、アフロにハードコアやパンクまでなんでも聴くので。

1番嫌いな呪いのワードが"ジャンル" なんですよね。"ジャンル" って?なにそれ?

そんなカテゴライズしなくていいから、ヤベー音聴かせろよって思うんです(笑)


だからタクローさんの選曲やプレイスタイルはかなりツボで最高です!!





タクロー:そうそう!やばけりゃいいじゃんね!自分がやべぇって感じればokだし、だから何でも掛けちゃうよね!!




--そこも、また観てて面白い所で土着的なトラックにHIPHOPがメインだったり、

四つ打ちにドラムン、ハードコアだったり毎回なにが飛んでくるか解らないので(笑)


なのでタクローさんのDJの時は踊るよりも座ってじっくり選曲とベースをじっくり聴いちゃいます(笑)










演奏やパフォーマンスについて


--バンドやDJの時でもなんですが、演奏やパフォーマンスについて意識されてる事などありますか?




タクロー:存在感かなあ。バンドでもDJでもそうだけど、俺がやってる音楽は

いわゆる…ロックだったりポップミュージックとは趣きが違うから。


先輩でも友達でもそうなんだけど、パフォーマンスで魅せる人達を沢山見てきて。

それは凄くかっこいい事なんだけど、現状俺が目指してるのは、とりあえずそこに居るだけで

あ、 居るんだ と思わせられたら勝ちかなと。




--すごい!かっこいいです!




タクロー:それの究極系が、まぁ師匠て勝手に言ってるけど

Dry & Heavy の秋本Heavyさんかな。聞かなくても振り向くだけで あ、居るってなる完成系のベーシストは多分、秋本さんだけだと思う。




--なるほど。かなりリスペクトされてるんですね。




タクロー:雲の上の存在と思ってる。あとはWrenchとかもそうだし、俺の上の世代。50代とか…もうクリエイティビティに溢れ過ぎててさ(笑)


もうなんで皆そんな元気なの!って感じでね(笑)










現在の音楽シーンについて


--現在の音楽シーンで何か思う事や感じる事はありますか??



タクロー:んんー、良くも悪くもだけど…男の子は弱いね。ネジ外さない男の子が多いんだなぁーみたいな。

女の子のがフットワーク軽くてそれに、同年の男の子が引いてるみたいな?

俺の偏見かも知れないけど、若い男の子は1つにとどまり過ぎて 女の子の方が、それ面白そうだから行くわ!みたいなセンサーの感度が高いね。





--なるほど、確かに言われてみればその傾向はあるかも知れないですね。





タクロー:それは音楽だけじゃなくて、例えばー、海外旅行でもそうだし..割合でいうと男の子の方が弱いかなーって(笑)





--笑笑 確かにその通りかも知れないですね。女の子の方が度胸が強いというか!




タクロー:渋谷のオールナイトでラストまで居るのって比較的女の子が多いよね。




ーーああー、確かに渋谷界隈に出入りする様になって確かにそうだと思います!

特に渋谷のクラブRuby Roomに行くと、いる女の子が ああ、渋谷wってなりますね(笑)



※渋谷クラブルビールーム

道玄坂にあるクラブでバンドセットも出来る。

SOBUTやマイナーリーグ、今回のタクローさんやBlack Smoker RecordsのKiller Bongさんなんかも演奏したり、バンドやDJも有名所が数多く出たり、お客さんで来たりする。 客層もとってもワールドワイドで渋谷の穴場的なハコ。











今後の活動展開など


--あと今後の活動展開など何か考えていますか?



タクロー:とりあえず早くコロナが収まって欲しいね。もうマジでいい加減収まって欲しいよ。




--ですね。コロナで活動が制限されたり影響はやはりありますか?




タクロー:イベントが全部ぶっ飛んだからねぇ。ただね、、色々見直す機会にもなった。




--それは具体的にどういう事でしょうか?




タクロー:こういう大変な時になって、それでも付き合ってくれる友達、仲間、ハコもいれば、やっぱり変わっていく人もいるし。それを攻めるつもりはないんだけどね…。




--それは人それぞれあるかも知れないですね…。僕自身は正直コロナとか知ったことじゃなくて、面白そうなイベントあればガンガン行っちゃうタイプなんですよ(笑)




タクロー:俺もまぁ、そこまで気にはしてないんだけど。ただ色々選択肢は増えて来てるんだなとは思うね。例えば配信で観るとかね。




--これは僕個人の正直な気持ちなんですが、配信て聞いても正直いまいちピンとこないというか…。




タクロー:うーん。そうだね…。色々な意見があって言い出すときりがないけど極論、PVやYOUTUBEでよくない?って話にもなってきたり…。あと、自宅にそれなりの音響設備がないとスマホだと伝わりきれなかったり…


配信て簡単に言うけど難しい問題ではあるね。。


あとこれはベーシストとしての感想なんだけど、配信だとベースみたいな低音は削られて低音の振動が伝わらない。その部分はなかなか歯痒いなぁ。


そのくらいベースの低音が削られてしまう。。そこも悲しい問題ではあるね。。




--そこまでですか…。ベーシストとしてはモチベーションだだ下がりですね…。







個人質問 


--タクローさんはアスカさん(Chage & Aska)の通り雨のPVに出演されてますが、あれはどういう経緯で出演されたんでしょうか?



タクロー:あれはね、飲み仲間でプロデューサーが居てそれで出る事になったんだよねぇ。




--すげえ…!そういうのって、モデルの事務所通したりするんじゃないんですか?!




タクロー:まぁ俺の場合は飲んでて決まった話だから(笑)




--でもアスカさんみたいな有名人や芸能人のPVに出演したい、事務所に所属してるモデルさんとか絶対に沢山いますよね。 

タクローさん、結構ガッツリ出てますよね(笑)




タクロー:そうだね(笑)あれは多分、3年ほど前だったと記憶してるんだけど。(多分?)

アスカさんのブログを見ると俺の事書いてあるんだ。

「モヒカンのパンク野郎がウッドベース弾いてたから歌った。」ってね(笑)




--ひぇーー!毎回タクローさんの顔の広さには本当驚かされます!!








最後に一言


--最後に何かお知らせや告知などありますか?


タクロー:告知…なのか分からないけど、とりあえず皆さん外に出ましょ!


外に出て遊びましょう!遊ばない人生なんて損でしかないと思うよ!!(笑) こんな感じでいいのかな?(笑)


ーー笑笑 ぜんっぜんokです!本当に間違いないですね!TV付ければ毎日毎日コロナコロナコロナでうんざりですが、家にずーっと居ても仕方ないし、何も変わらないので皆外に出て遊びましょ(笑)












エンディング


さて今回のRoll Overマガジンvol.8はいかがだったでしょうか?


バンドとしてはもちろん、ウッドベースを弾きながらプレイする個性的なDJプレイ。


動画では載せきれないですが、現場では土着的なトラックからHIPHOPにハードコアまで選曲。



チャゲ&アスカのアスカさんのPVに出た話やベーシストとしてのモチベーション。


なかなか濃い取材になったのではないでしょうか。



タイミングと機会が合えば今回のタクローさんがベースとして参加されている、


あの爆音聖地 東高円寺 二万電圧の元店長のアタロウさん率いるGROUNDCOVER.にも是非、取材をしたいと思います!(恐れ多いですが…笑)




さて次回の更新は相変わらず未定ですが、

量より質なロールオーバーマガジンなので次回も濃い演者に取材予定です☆



今回取材協力頂いたタクローさん、改めて御協力ありがとうございました!!



次回をお楽しみにーー!!

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